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創業者「野村徳七」





『大阪野村商報』
『大阪野村商報』
明治39年に野村商店から発行された『大阪野村商報』の百号記念号には以下のような記事が載っている。
「主家発行の商報は、予て標榜する如く『自己の利益よりも顧客の利益を先にす』てふ主義を以て常に株式会社の組織は如何、其営業成績は如何、其将来の発展は如何と、研究する外、海外の経済事情と国家の財政等、細大漏らさず鋭意熱心に調査し、これを読者に報ずるの責務を果たせたり、幸に発行以来斯界の羅針盤たり、灯明台たるものは下店商報に如くはなしと迄に信頼せられたり、而して今や日一日と大方顧客諸君の喝采を博しつつ号を重ねること壱百号に及べり。壱百の号数は決して多とするにあらざるも、此壱百号を遂ふ発行毎に、燈明の責任と、羅針盤の動作とに、店主は如何に苦心し、如何に精励せられたるかを思い此に到らば只々感激に不堪るなり。(中略)必ず小生は、同僚店員とともに協同一致、仰ぎては内は誠実懇篤な店主の高恩に報い、外は顧客諸君の知遇に酬ん事を聊か燕詞を呈して第百号の祝詞に代ふ。(森本生)」
野村商店は設立当初から「自己の利益よりも顧客の利益を先にす」を標榜しており、以来、顧客第一の精神は、野村證券にとって重要な経営方針として引き継がれている。
また、顧客第一の精神として、サービスの心構えについて、『蔦葛(つたかつら)』に次のように記している。


『蔦葛(つたかつら)』 原文より

「受付におけるサービス如何は重大なる影響を業務の上に齋すべきことを深く考えざるべからず、来店者をして野村の店は、その丁稚小僧に至るまで、実に親切丁寧にして活気横溢せりと好感を与ふる様、懸命に努力せざるべからず、単に取引を行へば任務終れりとする如き器械的労務を為すのみならば、必ずしも各位の力を待たずして可なり



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