英国における若年層の失業問題に対する取り組み - 野村グループ

英国では若者の失業率が過去25年間で最高水準に達し、ニートと呼ばれる学校にも行かず、就職もせず、職業訓練も受けない16歳から24歳までの若者がロンドンには12万人以上いるといわれ社会問題となっています。野村グループのロンドン拠点では、社会貢献活動の一つとして地域のNPO団体とともにこの問題に取り組んでいます。当グループの活動について社内外のステークホルダーが議論しました。

写真:マイク・タイラーMBE

タワー・ハムレッツ・エデュケーション・ビジネス・パートナーシップ(THEBP)
ディレクター
マイク・タイラーMBE

写真:イムダデュール・ラーマン

タワー・ハムレッツ・エデュケーション・ビジネス・パートナーシップ(THEBP)「Passport to Employability」
プロジェクト・マネージャー
イムダデュール・ラーマン

写真:アンソニー・ハート

ノムラ・インターナショナルPLC
欧州コミュニティ・アフェアーズ・ヘッド
アンソニー・ハート

写真:ソフィアン・アムラニ

ノムラ・インターナショナルPLC フィナンシャル・プランニング&ストラテジー
元オークランド中学校生徒
ソフィアン・アムラニ

ロンドンにおける主な社会的課題

タイラー氏:ロンドン、特に中心部における重要な課題は、失業などによって若年層が社会から孤立し、社会的流動性が失われてしまうことにあります。若年層の失業問題にはさまざまな原因が絡んでいますが、失業によって彼らが本来の能力を発揮する機会が奪われ、“失われた世代”を生み出す結果を招いています。

野村に期待される役割

ラーマン氏:野村とTHEBPは密接に連携して活動しており、資金面でも野村チャリタブル・トラストを通じて、我々の「Passport to Employability」プログラムに助成をいただいています。このプログラムは、若者がニート(not in employment, education of training, NEET)にならずに済むように、若者たちに働くことを身近に感じてもらい、働くための準備に取り組むとともに、彼らのやる気や自信を高められるように支援するものです。

ハート:ロンドンの野村オフィスの近隣には、深刻な貧困問題に直面している地域があります。それだけに、当社の地域貢献活動へのニーズは大きく、支援による社会への影響力や具体的な成果が現れやすいのです。もちろん野村だけでは地域社会のすべての課題を解決することはできませんが、NPO団体とのパートナーシップを通じて、支援を必要とする対象に良い変化をもたらすことができています。また、金融セクター同士でも密接に連携しており、その結果、支援の効果も高まってきています。活動の一例としては、逆境にある若者たちに夢の実現や成長・就業の機会を提供するといった取り組みがあります。

野村の社員がもつスキルや専門知識の活かし方

ハート:当グループには多様な社員が在籍しています。ボランティア活動を通じて、彼らの広範なスキルや専門知識は、恵まれない環境にある若者たちの可能性を引き出し、目標達成の手助けとなる刺激を与えるうえで大変役立っています。社員の多くには、自分たちの時間や専門性を社会貢献に使いたいという強い思いがあり、面接の模擬試験や履歴書の作成演習といった若者たちの就業能力の向上をサポートする活動が全社レベルで頻繁に行われています。また、当社の社員によるアドバイスやサポートは、ロンドンのシティ(金融業界)に対する若者たちの偏見を解き、将来、シティで働くことを促す手助けにもなっています。

アムラニ:私は、当社の社員ボランティア対象校の一つであるオークランド中学校に通っていました。野村で働くようになり、今度は自分が地域社会に恩返ししたいと考えて、スクールパートナー・プログラムに参加しました。二週間に一度、母校を訪問し、ランチタイムに少人数グループの生徒たちと共同作業に取り組みました。これに続き、ある生徒へのメンタリング研修を行いました。現在、その生徒は当社の大学生を対象としたインターンシップ・プログラムに興味を示しています。

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