グループCOOメッセージ

永年にわたって育んできたお客様との信頼関係を受け継ぎ、野村のブランドとして大きな競争力につなげてまいります。 代表執行役 グループCOO

私たちの事業環境は二つの意味で大きな山場を迎えております。

一つ目は、お客様ニーズの多様化と急激な高まりです。昨今の主要金利や通貨の大幅な変動は予測しづらく、それが国や企業の経済活動、さらには投資家の運用成果にも大きな影響を与えるため、お客様が求めるソリューションへのニーズは多岐にわたっています。特に、金利がマイナス・ゾーンに入った欧州と日本では、多くの金融機関、投資家、企業が新たなソリューションを求めているといえます。とりわけ日本では、さまざまな業種、さまざまな規模の企業で、資本効率の改善や次世代を見据えた成長戦略への取り組みが継続しており、この側面からもお客様のニーズが高まっています。

二つ目は、私たち金融サービス業は、「歴史的な変革期の真っ只中にいる」という意味での山場です。金融危機以降、資本主義そのものの在り方から、金融サービス業の在るべき姿など、さまざまな議論が行われ、規制強化が進み、金融機関の収益性に下方圧力がかかっています。またフィンテック(FinTech)に代表されるような金融イノベーションが今後加速していくなかで、ビジネスモデルそのものが根本的に変わっていく可能性もあります。

このようななか、当社はお客様の課題を把握し、タイムリーかつ大胆なソリューションの提供を積極化して、この歴史的な転換期に、まさに「すべてはお客様のために」という基本観のもと、思う存分、汗をかいてまいりたいと思います。そして、お客様のパートナーとしての立ち位置をさらに差別化し、弛まぬ効率化に向けた取り組みの継続によりしっかりと利益を確保しつつ、次世代への「変革と挑戦」を継続してまいります。

その中で最も重要で、かつ次世代への中長期的な差別化に資する競争力は、いうまでもなく企業カルチャーであります。私たちは、90年以上にわたり、お客様のニーズに応え、お客様とともに市場変動と対峙してまいりました。その中で、柔軟かつスピーディな対応力、新しいスキームを開発するイノベーションへのこだわり、そしてそれらを可能とする人材と組織力を培ってきました。常にお客様のニーズに寄り添い、変革と挑戦を恐れないというDNAこそが、当社の企業カルチャーであるといえます。

このようなお客様との信頼関係に基づく企業カルチャーを、役職員一人ひとりが脈々と受け継ぎ、差別化を盤石なものとし、野村のブランドとして大きな競争力につなげてまいります。当社では、70以上の国籍をもつ役職員が働いています。多様な価値観を尊重し合い、部門や地域を超えて双方向に作用することが、企業カルチャーの基礎となっており、これは既にグローバルに、各地域で育まれております。

そして、このような企業カルチャーを武器に、変革と挑戦を率いていくのは、トップ・マネジメントのコミットメントと、部門と地域のマトリックス運営によるリーダーシップです。当社は、部門長、ビジネス・インフラ部門ヘッド、および地域ヘッドに適切な範囲で権限を委譲し、それぞれの分野で専門性の向上を図ると同時に、各ヘッドを中心とした緊密な連携を行っています。こうした縦方向と横方向のマトリックス経営で、互いに協力しあいながら、グローバルに安定度の高い経営体制を維持していきます。

私たちは、日々グローバルに沢山のお客様からの期待を感じております。今やどのお客様も、歴史的な変革と挑戦の渦中にあるといえるでしょう。野村自身が変革と挑戦を行いつつ、お客様の期待に応え、しっかりとした実績を残してまいります。

代表執行役 グループCOO
尾﨑 哲

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