野村グループ ニュースリリース

2008年9月22日

関係各位

野村ホールディングス株式会社
コード番号 8604
東証・大証・名証第一部

野村ホールディングス、
リーマン・ブラザーズのアジア・パシフィック地域部門の継承を発表

野村ホールディングス株式会社(執行役社長兼CEO:渡部賢一)は、リーマン・ブラザーズ(以下、リーマン)の日本、オーストラリアを含むアジア・パシフィック地域部門の3,000人を超える雇用を継承することについて、基本合意に達したと発表した。本案件の成立にはいくつかの条件を満たすことが前提となる。

本案件については、雇用に加え、その事業インフラも引き継ぐ。リーマンは、投資銀行業務の分野で強固なビジネス基盤を持ち、M&A、取引執行サービス、さらに、デリバティブ、電子取引、プライム・ブローカレッジ等の業務を展開している。本案件により、同地域における同社とリーマンの顧客基盤が融合し、ホールセール・ビジネスの強化に繋がる。また、アジア発の世界に向けた戦略の実現をさらに推し進めることになる。
なお、同社は、対象となる部門の社員の雇用を引き継ぐが、トレーディング等に関連する資産と負債は継承の対象外としている。

同社の執行役社長兼CEOの渡部賢一は以下の通りコメントした。
「アジア地域をはじめとする弊社の海外におけるプレゼンスを格段に向上させるものであり、弊社の経営ビジョンである『ワールドクラスの競争力を備えた金融サービスグループ』の実現に向けた布石でもある。」
「優秀な人材のもと、リーマンのアジアにおけるビジネスは非常に底堅く、統合によるグループの将来の可能性はさらなる飛躍が期待できるものと確信している。また、リーマンは、グローバルに活動する顧客に対し、ワールドクラスの投資銀行業務を提供する、独立系のグローバルな金融機関であり優秀な人材も所属している。リーマンとの間でこのような機会を持てたことは非常に喜ばしいことである。また、弊社の強固な財務基盤が可能とせしめたこの継承は、弊社の戦略上非常に有益なものと考えている。」

リーマンのアジア地域CEOのJesse Bhattalは以下のようにコメントした。

「野村のようなリーディングカンパニーとパートナーとなることは両社にとって非常にいい機会であり、補完関係を活かしたより広範な製品とサービスのプラットフォームを提供できると考えている。大きな可能性を持つプラットフォームを野村と協働で構築することも光栄である。」

以上

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