 株式会社タンガロイ
東芝グループから独立後の自主経営のための最適スポンサー。

株式会社タンガロイ
取締役社長
徳永 昭大
会社概要
- 本社所在地 : 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地ソリッドスクエア
- 創立 : 1934年12月19日
- 資本金 : 8,000百万円
- 事業内容 : 粉末冶金製品、超硬工具および窯業製品の製造ならびに販売
経緯
- 2003年11月11日から12月11日にかけて、東芝タンガロイの公開買付を実施し、対象会社株式の93.79%を取得。
- 2004年2月に株式交換により対象会社株式の100%を取得した後、4月1日より新生タンガロイとしてスタート。
MBOを決意した背景
当社は、1934年の創業以来、東芝グループの一員として、株式会社東芝はもちろん、グループ各社の支援を得て、成長・発展してきました。しかしながら、当社の超硬工具事業は元々、東芝グループ内において連携する事業が少ないうえ、株式会社東芝が「事業の選択と集中」を強力に推進することとした中で、当社との方向性の違いが一層顕在化し、資本関係も含めた東芝グループ内における位置付けの見直しが緊急の課題となってきていました。また一方、当社の事業環境は、国内製造業の海外生産シフト、長期にわたる経済の停滞などにより、メーカー間の競争が激しくなってきており、海外大手メーカーのM&Aによるグループの囲い込み、国内メーカーの合併、分社化など業界再編の動きが活発となっていました。こうした状況をふまえ、当社としても独自のスピーディな経営体制の確立が緊急の課題となり、新しい経営体制を求めて、1.経営の自主性確保 2.お客さまとの関係強化 3.従業員の雇用維持 4.株主様への配慮など、あらゆる角度から慎重な検討を進めてきました。その結果、NPFをスポンサーとして、新しい企業買収の手法であるMBOにより、東芝グループから独立し、超硬工具専業メーカーとして自主独立経営をし、成長・発展を目指していくこととしました。今回、経営陣に加え、従業員も出資できるMEBOとし、企業価値を高め、再上場の条件を整えることを目標に経営陣と従業員が一体となって、新しいタンガロイを創造していくことにしました。
最も懸念したこと
「東芝」という有数の企業グループから独立するということをお客さまにどうご理解いただけるかということが一番懸念したことです。実際、「本当に大丈夫なのか。」という不安の声もありました。お客さまには、MBOを契機として、お客さまの期待を超える差別化商品をスピーディ・効率的・継続的に開発、製造、販売できる競争力ある会社への変革を加速していくという全社をあげての姿勢を、工場見学会などを通じてご説明申し上げました。これから従業員一人ひとりが「アタック・スピード・自己革新」の精神をもって、会社の変革を実現し、お客さまに新生タンガロイの変革を実感していただけるよう努力していきます。
野村をパートナーとして
野村は業界の情報をよく把握されており、また当社経営陣との融和性があり、当社の経営の自主性確保に深いご理解をいただけたということと、今回経営陣に加え、従業員も出資できるMEBOにしたいということをご了承いただけたことがパートナーとして選ばせていただいた最大の理由です。また、野村の経営資源ならびにグローバル・ネットワークを有効に活用しながら、中長期的視点による事業戦略の立案と実行を迅速に遂行して行くことは、当社の長期にわたる成長に大いに資するものと考えます。野村の若手従業員と当社プロパー幹部の熱意が今回のMBOを決断させた理由の一つであることは間違いありません。
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