「福島の今を知る」をテーマに復興支援イベントを開催しました

写真:復興支援イベント会場の様子

野村グループは、2013年2月27日に「福島の今を知る」と題して2回目となる社員向け復興支援スピーカーイベントを開催しました。本イベントは、被災地でさまざまな取り組みを行っている方々をお招きして被災地の生の声を聞き、野村グループに何ができるかを社員が主体的に考えることを目的として、昨年10月より開催しているものです。

2月27日のイベントでは、野村證券が福島大学と締結した連携協定の取り組みについて担当部店が説明を行うとともに、本連携プロジェクトに協力いただいた福島で被災された方3名から、福島の現状について貴重なお話を伺いました。

「ものすごい揺れがきたので家から認知症のおばあちゃんを引きずり出し、余震が続く間は吹雪の中おばあちゃんを抱えていた」
「震災直後、3人の娘達に目の下のクマ、喉の痛み、鼻血などの症状が出たので、夫を福島に残して山形に娘達と自主避難することを決めた」
「福島の野菜は全て放射線量検査をしていて、周辺のどの県よりも徹底した検査をしているので、安全であることを知ってほしい」
といったお話に、参加した社員は真剣な表情で聞き入っていました。

写真:佐藤健太さん
写真:中村美紀さん
写真:布田好さん

登壇者(写真左から)

  • 佐藤健太さん(飯館村出身で現在は福島市に避難中)
  • 中村美紀さん(福島市出身、郡山市在住で現在は山形市に母子避難中)
  • 布田好さん(福島市出身、在住)

ご登壇頂いた3名の方は、震災後に任意団体を立ち上げて福島の現状を発信したり、自主避難先の山形市で避難者同士が交流する場を作ったりと、積極的に活動されています。社員からは、震災から2年経った今どんな支援が必要なのか、自分達に出来ることは何かなどの質問があり、活発な質疑応答が行われました。

当日は野村證券福島支店メンバーも参加し、業務の強みを活かした地域貢献のあり方についても議論しました。

登壇者の活動団体リンク:
「山形避難者母の会」

(2013年3月21日)

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