ブックタイトル野村證券 平成27年度版 税金の本

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概要

野村證券 平成27年度版 税金の本

第10節外国証券投資FAQ外貨建株式等の決済QA外貨建株式等の決済において、外貨決済と邦貨決済といった決済方法の違いによって課税関係は異なるのでしょうか。課税関係は、異なりません。外貨決済する場合でも決済時のレートで邦貨換算して売却損益を認識します。邦貨換算レートについて外貨建株式等に係る売却損益を計算する場合には、売却収入と取得価額をそれぞれ邦貨に換算する必要があります。売却収入と取得価額は、原則として、それぞれ以下の為替レートを使用して邦貨に換算します。・売却収入の邦貨換算・・・約定日における対顧客直物電信買相場(TTB)・取得価額の邦貨換算・・・約定日における対顧客直物電信売相場(TTS)また、売買によって生ずる為替差損益は売却損益に含めて計算を行います。【計算例】・平成26年1月13日に外国株式を10,000ドルで購入・平成27年5月21日に同株式を11,000ドルで売却(平成26年1月13日TTS:119円/ドル、平成27年5月21日TTB:120円/ドル)売却収入:11,000ドル×120円=1,320,000円取得価額:10,000ドル×119円=1,190,000円売却損益:1,320,000円-1,190,000円=130,000円売却損益130,000円は、外国株式の取得時点から売却時点までの為替差損益を加味して計算した金額となります。122第3章有価証券と税金