ブックタイトル野村證券 平成27年度版 税金の本

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概要

野村證券 平成27年度版 税金の本

1第12節投資型年金保険投資型年金保険の税金POINT投資型年金保険(変額年金保険)とは、生命保険の機能が付加されている運用商品です。保険料を投資信託などを投資対象とする特別勘定で運用し、運用(据置)期間中の運用成績によって受取る年金の額や解約払戻金の額が変動します。投資型年金保険に関する税金の取扱いは、契約形態によって異なります。以下では、投資型年金保険に多く見られる一時払いの投資型年金保険について基本的な税金の取扱いを説明します。なお、年金保険はさまざまな商品があり、その活用事例もさまざまであることから、ここで説明している規定がそのまま適用されないケースも考えられますので、具体的事例については税理士や税務署等にご確認ください。第3章有価証券と税金1契約者=被保険者の契約(自分のための年金づくり)本人が保険料を支払い、運用し、自分で年金を受取る契約です。<契約形態例>契約者(保険料負担者)被保険者年金受取人死亡給付金受取人夫夫夫妻<税金の取扱い>■保支払保険料に係る所得控除~契約者=被保険者険一時払いの投資型年金保険の契約を締結し支払った保険料は、一定の要件を満た料支した場合には、支払った年において生命保険料控除の適用を受けることができます。契払なお、保険料を追加で支払う場合も支払った年において、生命保険料控除の適用が約時時あります。主な要件は以下のとおりです。・受取人の全てを保険料負担者もしくはその配偶者その他の親族とする契約・生存または死亡に起因して一定額の保険金が支払われる契約・保険期間が5年以上の契約第12節投資型年金保険127