ブックタイトル野村證券 平成27年度版 税金の本

ページ
200/368

このページは 野村證券 平成27年度版 税金の本 の電子ブックに掲載されている200ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

野村證券 平成27年度版 税金の本

第5節相続対策FAQ死亡保険金と相続税QA死亡保険金にかかる税金の取扱いおよび保険活用による相続対策の効果を教えてください。●死亡保険金は、遺産分割を行うことなく、受取人に指定した人に支払われます。●死亡保険金にかかる税金は、その契約形態(保険料負担者・受取人等)によって異なります。●契約者(保険料負担者)と被保険者が同一である契約に基づき支払われる死亡保険金は、相続税の対象ですが、受取人が相続人である場合には一定の非課税枠があります。1死亡保険金に係る税金の取扱い契約形態契約者(保険料負担者)被保険者死亡保険金受取人対象となる税金1父父母、子ども等相続税2子ども父契約者である子ども所得税・住民税3母父子ども贈与税●「契約形態1」契約者(保険料負担者)と被保険者が同一である場合:保険料負担者である父親に万一のことがあったことにより支払われる・・・死亡保険金は相続税の対象です。●「契約形態2」契約者(保険料負担者)と死亡保険金の受取人が同一である場合:契約者たる子どもが受取る死亡保険金は、受取った死亡・・・保険金から支払った保険料を控除した金額の約半分が所得税の課税対象(一時所得)になります。●「契約形態3」契約者(保険料負担者)・被保険者・死亡保険金の受取人がすべて異なる場合:子どもが受取る死亡保険金は、保険料負担・・・者である母親から子どもへの贈与となり、保険金全額が贈与税の対象になります。184第4章相続と税金