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オルタナティブデータサイエンス研究会の設立について

2020年11月20日

一橋ビジネススクール金融戦略・経営財務プログラム

野村アセットマネジメント株式会社

一橋ビジネススクール金融戦略・経営財務プログラム(プログラムディレクター・教授:本多俊毅、以下「HUB」)と野村アセットマネジメント株式会社(CEO兼代表取締役社長:中川順子、以下「NAM」)は、共同で「オルタナティブデータサイエンス研究会(以下「ADS研究会」)」を本日設立しました。「ADS研究会」の代表者はHUB准教授の横内大介が務めます。

2018年5月より、HUBとNAMは金融データサイエンス・プラットフォームの共同開発に向けた研究※1を実施してきました。その間に蓄積された研究成果に加え、横内大介准教授の研究チームと複数の企業が共同で行ってきた研究成果を複合的に発展させていく目的で「ADS研究会」を設立します。具体的な活動としては、オルタナティブデータの利用可能性の検証と共有、参加企業に向けた情報処理やデータ分析などの講義、産学連携による新たな分析手法の研究・開発などがあります。なお、データ活用・分析環境には、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(AWS)※2の協力を得てクラウドコンピューティングを活用します。現在、以下の企業・団体等(次ページ)が当研究会に参加する予定であり、当研究会は将来データサイエンス・コンソーシアムとして活動することも視野に入れています。

近年、資産運用分野において、市場データや財務データといった伝統的データとは異なる、オルタナティブデータが注目されています。オルタナティブデータには、位置情報、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、ニューステキストなどが含まれ、それらデータを用いた資産運用または金融全般の高度化に対する期待が年々高まっています。一方で、オルタナティブデータのコストは高く、データに精通した人材や分析スキルを持つ人材が大幅に不足しているため、オルタナティブデータが実際の現場で導入・活用されている事例は限られているのが実情です。

「ADS研究会」を通して、HUBとNAMはオルタナティブデータが円滑かつ適切に活用される社会の実現を目指すと同時に、資産運用業務における分析能力の向上や効率化に取り組み、資産運用業界の発展に貢献していきます。

【当初参加予定企業・組織】

1 2018年5月10日付ニュースリリース「金融データサイエンス・プラットフォームの共同開発について」をご参照ください。

2 アマゾン ウェブ サービスは米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

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