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ファーマーズホールディングス株式会社との資本提携について

2023年4月28日

野村キャピタル・パートナーズ株式会社

野村キャピタル・パートナーズ株式会社(代表取締役社長:佐藤司、以下「当社」)は、当社が運営・管理する野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合を通じ、ファーマーズホールディングス株式会社(広島県府中市、非上場、代表取締役CEO:太田誠治、以下「ファーマーズホールディングス」)と資本提携しました。なお、出資比率および取得額は非公表です。

ファーマーズホールディングスは、酪農、物流、飼料等のさまざまなバックグラウンドを持つ3名の創業メンバーによって、各人の所有する牧場・会社や知見を集約する形で2017年9月に設立された会社で、東海地方、近畿地方、中国地方および九州地方の複数の牧場において3千頭超(2023年4月現在)の乳牛を飼育するとともに、グループ傘下の乳業メーカー等を通じて2次・3次産業も手掛けています。設立当初から経営効率化に注力し、規模の経済を効かせた業務設計、牧場へのIoT導入による省力化、食物残渣の活用による飼料代削減等を志向しており、現在は、輸入飼料価格高騰への対策として、近隣農家との連携を通じた自給飼料の栽培等を推し進めています。

特に西日本の酪農業界では飼料価格高騰や後継者不足による離農の加速が深刻化する中、酪農業の存続は食料安全保障や地域社会への貢献等の観点で大きな社会的意義があり、こうした環境下で事業拡大を継続するファーマーズホールディングスが果たす役割は、今後一層重要になっていくものと考えられます。

当社はファーマーズホールディングスの一部既存株主からの株式取得ならびに同社の増資引き受けによる資本提携を通じた成長資金の提供を行います。また、野村グループのネットワークや金融サービス機能等を活かして、経営管理の高度化などファーマーズホールディングスの成長を支援していきます。

当社は今後も、野村グループの自己資金を活用したエクイティ等への資金提供と、人的支援を含む多様なソリューション提供やお客様との協働を通じて、多様化・複雑化するお客様の課題解決と事業成長の実現をサポートしていきます。

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