野村グループ ニュースリリース

2011年4月1日

関係各位

野村ホールディングス株式会社
コード番号 8604
東証・大証・名証第一部

渡部賢一社長 2011年度野村グループ新入社員への訓話

皆さん、入社おめでとうございます。野村グループを代表し、心より歓迎いたします。本日は、野村グループで総勢626名が入社されました。

まず、このたび東北関東大震災でお亡くなりになった方々を悼み、また、被災されました方々に衷心よりお見舞い申し上げますとともに、早期の復旧をお祈りいたします。本日は、皆さんが一堂に会した入社式を執り行う予定でしたが、放送を通じてメッセージをお送りすることとなりました。

今回の災害に際しては、国内外のお客様からたくさんの激励の言葉や支援のお申し出を頂いています。心から感謝申し上げると同時に、野村グループとして、お客様に恩返しができるよう、一層の努力をしなければいけないと考えています。

幸い、野村グループの社員全員の無事が確認されています。大きなシステムトラブルもなく、投資家に売買の機会を提供し続けられたことで、当社および日本の証券市場インフラの強固さ、金融市場への信頼感は著しく向上したのではないかと思います。野村グループの取り組みは、日本を、世界を様々な側面から支えていきます。いまこそ日本の底力を見せる時です。野村グループは日本経済の力強い新たな復活に向けて全社一丸となって取組んでいきます。

さて、私は社長就任以来、「変化を作る」、「ワールドクラス」、「スピード」の3つのキーワードを常に申し上げてきました。本日入社された皆さんには、まず「変化を作る」について期待したいと思います。野村グループは、1925年の創業以来、取り扱う商品やサービス、また会社の中身まで、大きく変化してきた歴史があります。その一方で、「お客様第一主義」、「顧客とともに栄える」という精神は、現在まで、そして今後も変わらぬ共通項としてずっと貫いてきています。皆さんも、これまで野村が大切にしてきた変わらぬものを受け継ぎつつ、皆さんの若い感性で野村グループを変化させていってほしいと思います。ここで私が「変化を作る」と言いますのは、社会や経済の環境の変化に対応していくだけでなく、変化の中心にいる会社でありたいという思いからです。

また、皆さんには「why?(なぜ)とbecause(なぜならば)」を大事にしてほしいと思います。わからないことがあれば、「why?」と周囲に積極的に尋ねて、自らの知識と経験を増やして、自立的に成長していってください。そしてお客様に「なぜ?」と尋ねられた時に、きちんと「なぜならば」と答えられるようなプロフェッショナルに、一日も早くなってほしいと考えています。

皆さんの若いエネルギーを活力に、野村グループが、日本経済の復興に貢献すると共に、日本市場に対する信頼をより強固なものとすることに大きな役割を果たすものと確信しています。

共に頑張っていきましょう。

以上

閉じる

COPYRIGHT(C) NOMURA HOLDINGS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.