※現在ご利用のブラウザではTwitterの共有ボタンはご利用いただけません

PDF(242KB)

サーチファンドへの投資を目的とする投資事業有限責任組合の組成について

2021年2月24日

野村ホールディングス株式会社

株式会社Japan Search Fund Accelerator

野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田健太郎、以下「野村」)と株式会社Japan Search Fund Accelerator(代表取締役社長:嶋津紀子、以下「JaSFA」)は本日、サーチファンドへの投資を目的とする投資事業有限責任組合の組成および共同での業務運営に関する、基本合意書を締結しましたのでお知らせします。

サーチファンドは、「サーチャー」と呼ばれる経営者を志す個人が、投資家から資金を調達し、自ら探し出した中小企業の経営権を取得する、第三者承継の仕組みです。1984年に米国で発祥し、ビジネススクール修了後の若手人材等を中心に広まり、世界的に組成件数が増加しています。日本でもサーチファンドが設立され、経営者を目指す人材の新しいアントレプレナーシップ※の形態として、急速に注目が高まっています。

近年、日本の中小企業では経営者の高齢化が進み、経営者の年齢が高い企業の半数以上で後継者が潜在的に不在であると経済産業省は公表しています。そのため、黒字廃業の可能性のある中小企業の技術・雇用等の経営資源を次世代の意欲ある経営者に承継・集約するため「第三者承継支援総合パッケージ」が策定されるなど、第三者承継の促進が期待されています。

全国のお客様から事業承継のニーズが寄せられ、法人向けのM&Aアドバイザリーや資金調達、資産運用までさまざまな金融サービスを提供する野村と、サーチャー採用や企業価値向上に強みを持ち、サーチファンドによる事業承継案件の実績を有するJaSFAが協働することで、全国の事業承継の課題を抱える法人に対し第三者承継の選択肢を提供し、次世代を担う優秀な人材に活躍の場を提供しながら、企業価値向上を通じて地域経済の持続可能な発展に貢献することを目指します。

リスクにも果敢に挑みながら新しい商品・サービスの開発や新事業の創造などに意欲的に取り組む姿勢や発想、能力など。起業家精神。

野村グループについて

野村グループは、グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループです。営業、アセット・マネジメント、ホールセール、マーチャント・バンキングという4つの部門が、30を超える国と地域を越えて連携し、アジアと日本、そして世界をつないでいます。野村グループは、創業以来変わらぬ「すべてはお客様のために」という基本観のもと、個人、機関投資家、事業法人、政府機関などの幅広いお客様の声に応え、創造性豊かで付加価値の高いソリューションを提供しています。www.nomura.com/jp

JaSFAについて

2018年5月に日本初のサーチファンドアクセラレーターとして設立され、サーチファンドへの投資、サーチャーおよびサーチファンドの支援、サーチファンドの周知、コンサルティング業務などの事業を展開しています。http://japan-sfa.com/

Nomura Connects