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資産運用アドバイス機能の強化に向けた組織再編について

2021年9月2日

野村ホールディングス株式会社

野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田健太郎、以下「当社」)は本日、2021年12月1日を効力発生日として、子会社である野村證券株式会社(代表取締役社長:奥田健太郎、以下「NSC」)のフィデューシャリー・マネジメント部(以下「FM部」)の機能を会社分割(吸収分割)により分割し、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー株式会社(代表取締役社長:松田晃和、以下「NFR&T」)が承継すること(以下「本件再編」)を決議しましたので、お知らせします。本件再編が当社の連結業績に与える影響は軽微です。

本件再編は、ともにコンテンツ・カンパニー※1傘下にあるFM部とNFR&Tの統合であり、機関投資家や個人投資家のお客様に対する資産運用アドバイス機能の強化を目的としています。世界的な低金利環境やリスク資産の価格変動によって、投資家の計画的な資産運用ニーズが高まる中、株式や債券といった伝統的資産に加えて不動産やプライベート・エクイティ等のオルタナティブ資産への分散が期待されています。一方、資産運用の高度化や複雑化が進んだことで、お客様自身で優秀なファンドを探し出し、最適なポートフォリオを構築することや、適切にリスク管理しながら目標のパフォーマンスを生み出すことが難しくなってきています。
本件再編により、アセット・アロケーションやファンド選定といった資産運用アドバイスに関する総合的なサービスを一層充実させ、お客様にとってより客観性があり、付加価値の高いアドバイスを提供していきます。

NFR&Tは本件再編にあわせて、2021年12月1日付けで商号を「野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング株式会社(以下「NFRC」)に変更する予定です。NFRCでは、本件再編後もFM部およびNFR&Tが提供するサービスを継続し、野村グループとして取り組む「パブリックからプライベートへの拡大・強化」を推し進めていきます。そして、コンテンツの質のさらなる向上による提案の高度化等を通じて、お客様のニーズごとにカスタマイズされたサービス・ソリューションの提供を目指していきます。

FM部について

公的年金や企業年金、学校法人など数多くの機関投資家向けに資産運用全般にかかるコンサルティング・サービスを提供しています。また2020年7月以降に順次開始したCIOサービス※2(高付加価値アドバイザリー・モデル)では、機関投資家向けの専門的な知見を個人投資家向けに応用したアドバイザリー・サービスとして、NSCのファンドラップ、SMA、ノムラ・ナビゲーションなどに対する資産配分等の投資助言を行っています。

NFR&Tについて

ファンドの調査・分析・評価と、それらをベースにした最適な資産運用ソリューションを助言する投資顧問会社です。株式や債券などの伝統的資産から不動産やプライベート・エクイティなどのオルタナティブ資産まで幅広いアセットクラスを対象とし、東京、ロンドン、ニューヨークの3拠点を中心にグローバルなリサーチ活動を行っています。投資助言業務については、独自の調査・分析・評価をもとに選び抜いたファンドを用い、その組合せや最適な投資比率を助言するファンド・オブ・ファンズの投資助言などの資産運用ソリューションを提供しています。

本件再編の当事会社の概要

商号 野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー株式会社(承継会社) 野村證券株式会社(分割会社)
本店所在地 東京都中央区日本橋浜町三丁目21番1号 東京都中央区日本橋一丁目13番1号
代表者 松田晃和 奥田健太郎
設立年月 2000年6月 2001年5月
資本金 4億円 100億円
株主 野村ホールディングス株式会社(100%) 野村ホールディングス株式会社(100%)
事業内容 投資助言・代理業及び投資運用業に係る業務
金融商品の運用または運用管理に関する企画、評価、情報の提供およびコンサルティングを行う業務
証券業

1 2020年6月22日付ニュースリリース「『コンテンツ・カンパニー』の新設について(PDF 80KB)」をご参照ください。

2 2020年6月22日付ニュースリリース「高付加価値アドバイザリー・モデル(CIOサービス)の構築について(PDF 186KB)」をご参照ください。

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