野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田 健太郎、以下「当社」)は、当社の関連会社であるNew Forests Pty Limited(以下「New Forests」)※の100%子会社New Forests Asia (Singapore) Pte Ltd(以下「NF Asia」)が管理・運用する東南アジア森林資源ファンドTropical Asia Forest Fund 2 L.P.(以下「当ファンド」)に、当社子会社を通じて出資しました。本件は、野村グループとして初めてのNew Forestsの森林資源ファンドへの投資となります。また、New Forestsの共同株主である三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一)も今般、当ファンドへの出資を行いました。
New Forestsは、世界第2位かつアジア・オセアニア最大規模の森林アセットマネジメント事業者です。NF Asiaは、New Forestsの東南アジアの中核拠点として、安定的な木材供給に加え環境価値の向上や地域社会との共生を重視した森林資源ファンドの運営を手掛けています。当ファンドは東南アジア地域を投資対象とするNew Forestsの2号ファンドとして、気候変動対策や生物多様性の保護、持続可能な森林の保全に貢献することを投資テーマに掲げています。
当社は、当ファンドでの森林資産や森林プロジェクトへの投資を通じて財務的リターンを得ながら、カーボンクレジットの獲得(一定の条件あり)を目指します。カーボンクレジットは、自助努力で削減困難な温室効果ガスと相殺することで社会全体での温室効果ガス排出の抑制につながるとされていることから、今後もグローバルに需要の拡大が予想されています。
野村グループは、森林資源やカーボンクレジットの分野に関する知見を蓄積し、国内外で関連ビジネスの創出に注力していくとともに、野村アセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 CEO:小池広靖)をはじめ、グループのネットワークを活用して、国内外のお客様に、当ファンドを含むNew Forestsが管理・運用する複数のファンドの提案を本格化しています。
野村グループはこれからも、「Drive Sustainability.」というコンセプトのもと、サステナブルな社会の実現と社会的課題の解決のため、脱炭素社会への移行をはじめとするお客様のサステナビリティの取組みへのサポートに注力し、高い付加価値を継続的に提供していくことで、真に豊かな社会の創造に貢献していきます。
2022年5月20日付ニュースリリース「森林アセットマネジメント事業者New Forests株式の取得について」をご参照ください。
本書面は、New Forestsが管理・運用するファンドについて、一般向けの公表のみを目的としたニュースリリースであり、日本国内外を問わず個別の金融商品等への募集・勧誘を目的とするものではありません。