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米国の中小企業向け事業承継スタートアップTeamsharesに出資

2024年3月18日

野村ホールディングス株式会社

野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田健太郎、以下「当社」)はこのたび、全米でこれまで42業種・90社の中小企業の事業承継を実現してきたスタートアップ企業であるTeamshares, Inc.(チームシェアーズ Inc.、本社:米国ニューヨーク州、以下「Teamshares」)に出資しました。

日本同様、ベビーブーマー世代が経営する中小企業の後継者不足が大きな課題である米国において、Teamsharesは新たな事業承継モデルである「従業員承継実現モデル」※1を2019年より提供しています。「従業員承継実現モデル」は、Teamsharesが買収した中小企業において経営者から従業員への事業承継をサポートし、デジタルツール導入などの事業支援サービスを提供しながら企業価値向上を実現するもので、第三者への持分売却による投資回収を企図せず、段階的に従業員に資本を承継する革新的なモデルです。これにより、従業員に経営と資本を引き継ぐことが可能となり、経営スタイルや企業カルチャーを維持しながら成長につなげていく効果が期待できます。

当社は、インベストメント・マネジメント部門を中心に「パブリックに加え、プライベート領域への拡大・強化」や「地方共生」といった戦略的取組みを推進する中で、事業承継に課題を抱える国内の中小企業事業を支援する枠組みとして、2021年にジャパン・サーチファンド・プラットフォーム投資事業有限責任組合を設立しました※2。本出資もその戦略的取組みの一環であり、これによって事業承継ソリューションのラインナップを拡充します。今後も国内外の企業との連携を活かしながら、プライベート領域でのビジネスの拡大に取り組んでいきます。

※1 従業員承継実現モデルの概要はこちらをご参照ください。
※2 2022年1月26日付ニュースリリース「ジャパン・サーチファンド・プラットフォーム投資事業有限責任組合の設立およびファースト・クロージング完了について」をご参照ください。

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