野村ホールディングス株式会社

野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田健太郎)は2024年3月期第1四半期(2023年4-6月、以下「当四半期」)の連結決算を発表しました。

グループCEOの奥田健太郎は以下のように述べています。
「当四半期の収益は3,489億円(前四半期比7%増)、税前利益は463億円(同104%増)となり、戦略的取組みの成果と収益多様化の進展が確認できました。業績が大きく回復した営業部門では、より的確にお客様のニーズに応えるための体制を整備したことにより、総募集買付額の拡大を伴ってフロー収入、ストック収入が伸長しました。ストック資産は過去最高水準となる20.3兆円に拡大しています。インベストメント・マネジメント部門は高水準の資金流入に市場要因も加わり、運用資産残高が過去最高を更新しました。ホールセール部門ではグローバル・マーケッツで各地域におけるクレジット(社債関連ビジネス)が好調となり、インベストメント・バンキングでは、サステナビリティ関連でのグローバル連携を活かした案件などにより欧州・米州のアドバイザリー収益が増加しました。引き続き、お客様の多様なニーズにお応えすることで、持続的成長の実現に向けた取組みを進めてまいります」

決算ハイライト

当四半期

全社

  • 全社の収益は3,489億円(前四半期比7%増)、税前利益は463億円(同104%増)でした。
  • 主要3部門の税前利益は、営業部門の業績が大きく回復し、287億円(同140%増)となりました。
  • 主要3部門以外の税前利益は219億円(同40%増)となりました。

当四半期

前四半期比

前年同期比

収益合計

(金融費用控除後)

3,489億円

7%

17%

税前利益(損失)

463億円

104%

3.9倍

当期純利益(損失)

233億円

3.2倍

13.8倍

主要3部門

  • 営業部門は、より的確にお客様のニーズに応えるための体制整備を完了し、丁寧なコンサルティングを実施した結果、すべての商品・サービスで募集買付額が拡大しました。投信残高が拡大し、ストック資産は過去最高水準となる20.3兆円を達成しました。
    • フロー収入等は、国内株式市場の活況も追い風となり、株式取引・投信買付が大幅に伸長
    • フロービジネス顧客数は前年同期を約1割上回って進捗
  • インベストメント・マネジメント部門は、安定収入である事業収益は前四半期比13%増加し、資金流入は1.7兆円と高水準となり、市場要因も加わって運用資産残高は76.1兆円と過去最高を更新しました。アメリカン・センチュリー・インベストメンツ関連の評価損で、投資損益は悪化しました。
    • 国内外の投資顧問ビジネスで新たなマンデートを獲得、ETFにも資金が流入するなど、アセット・マネジメント・ビジネスが伸長
    • 航空機リースを手掛ける野村バブコックアンドブラウンの業績も拡大
  • ホールセール部門の業績は前四半期から回復しました。
    グローバル・マーケッツは、マクロ環境の不透明感により海外で市場参加者の様子見姿勢が継続しましたが、日本関連ビジネスは好調でした。
    • フィクスト・インカムは、各地域でクレジットが伸長、米州の金利関連ビジネスも回復
    • エクイティは、海外でお客様の取引量が低調に推移する中、日本株ビジネスは資金流入が継続し好調
  • インベストメント・バンキングでは、欧州・米州のアドバイザリー収益が増加、ファイナンス、ソリューション等は前四半期並みの収益でした。

    • M&Aグローバル・フィープールが減少する中、欧州中心にM&A完了案件が収益に貢献、サステナビリティ関連を中心にグローバル連携を活かして案件を執行
    • ファイナンス、ソリューション等は前四半期比で横ばい~ECM・DCMが前四半期比で減速も、ソリューション・ビジネスやALFが収益を下支え、日本ECMとIPOリーグテーブルでは首位を堅持 (出所:Refinitiv、2023年1月-6月)

    収益合計(金融費用控除後)

    税前利益(損失)

    当四半期

    当四半期

    前四半期比

    前年同期比

    当四半期

    前四半期比

    前年同期比

    営業部門

    921億円

    22%

    29%

    229億円

    133%

    4.7倍

    インベストメント・

    マネジメント部門

    265億円

    △30%

    3.5倍

    36億円

    △78%

    -

    ホールセール部門

    1,909億円

    7%

    △4%

    21億円

    -

    △92%

    合計

    3,094億円

    6%

    11%

    287億円

    140%

    55%

    【ご参考】

    ※ 買収レバレッジド・ファイナンス

    詳細につきましては、当社ホームページにて掲載の決算短信および決算説明資料をご覧ください。また、本日(2023年8月1日)午後6時30分より、決算説明会(テレフォン・カンファレンス)を開催する予定です。この模様は、当社ホームページを通じてライブ配信します。
     

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