京都大学経済研究所主催
経済金融シンポジウム2010

『グローバル金融システムと金融市場の将来』
−国家金融戦略の重要性と日本の金融のあり方−

後援：金融庁、日本金融証券計量工学学会、日本経済新聞社、明治大学MBS、野村グループ

野村グループでは、2001年より京都大学経済研究所とともに「京都大学経済研究所・応用金融工学（野村グループ）寄付研究部門」を開設、金融部門の構造改革などをテーマに研究するとともに、2003年より経済金融に関するシンポジウムを開催しております。また、2007年から2010年までの3年間、元京都大学数理解析研究所教授の伊藤清博士が、「ガウス賞」を2006年に受賞したことを記念して、「伊藤清博士ガウス賞受賞記念（野村グループ）寄附研究部門」を設置しています。

今回のシンポジウムでは、日本の国際的な経済・金融・戦略問題への関与のあり方を、政治経済学的な視点からのグローバル金融システムのあり方についての問題、情報とインセンティブと市場設計の本質的な問題、将来の金融のあり方を見据えた金融規制の問題、金融商品と金融技術・金融工学の問題などの視点から議論し、将来展望と提言をしたいと考えています。

概要

日時	2010年3月19日（金） 13:00〜17:00（受付開始 12:30〜）
場所	一橋記念講堂 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-1-2　学術総合センター2F 東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線・神保町駅下車 A8出口から徒歩3分 東京メトロ東西線・竹橋駅下車 1B出口から徒歩4分
参加費用	無料
お申し込み先	fe-sympo@kier.kyoto-u.ac.jp

プログラム

【挨拶】
13:00〜13:15	西村和雄（京都大学経済研究所長）
【基調講演】
13:15〜14:00	「今後のグローバル金融経済システムと国家金融戦略のあり方 −新しいバーゼル規制対応としての国家流動性保証戦略の必要性−」 刈屋 武昭（明治大学MBS研究科長、京都大学経済研究所客員教授）
	―5分休憩―
【講演】
14:00〜14:20	「金融技術と金融業規制の経済学的評価」 原 千秋（京都大学経済研究所教授）
14:20〜14:40	「Too big to failと金融機関の社会に対する責任の議論」 小立 敬（野村資本市場研究所副主任研究員）
14:40〜15:00	「金融技術の役割と日本の金融産業に対するインプリケーション」 加藤 康之（野村証券SEO、京都大学経済研究所客員教授）
	―5分休憩―
【パネルディスカッション】
15:00-16:10	『日本の経済と金融産業にとって必要な将来金融戦略は何か』 パネリスト：上記講演者
【特別講演】
16:15〜17:00	「金融行政を経験して思うこと」 柳澤 伯夫（元金融担当大臣、柳沢金融経済研究所代表）