復興支援スピーカーイベントvol.4「なぜ福島県産が安全だと言えるのか」を開催

野村グループは、11月7日に「なぜ福島県産が安全だと言えるのか」と題した4回目の復興支援スピーカーイベントを開催しました。本イベントは、東日本大震災の復興支援として被災地でさまざまな取り組みを行っている方々の生の声を聞き、野村グループに何ができるかを社員が主体的に考え、自らの行動を変えるきっかけを提供する場として、2012年11月より開催しているものです。

今回は、過去のイベント参加者から最も関心が高かった風評被害をテーマに、福島大学経済経営学類准教授で、うつくしまふくしま未来支援センター産業復興支援部門長の小山良太准教授をイベントにお招きし、お話しを伺いました。

講演では、「福島県産の農産物が安全にもかかわらず買い控えられる」風評被害を払拭するために小山准教授がゼミの学生とともに行っている福島県の農地の放射能汚染マップ作成や、農作物別の放射線移行係数の調査など、安全性を“見える化”する取り組みについて具体的に説明を受けました。

(写真左)小山准教授による「食の安全と農の再生」の講演、(写真右)小山ゼミの学生によるプレゼンテーション

また当日は、東京のオクト産業株式会社より貸与いただいた食品用の放射線測定器で、福島県産のりんごの放射線量を検査するデモンストレーションを行い、参加した社員は安全性を自分の目で確認した後、りんごと洋なしを試食しました。

東京のオクト産業(株)より貸与いただいた
測定器で数値を確認

参加した社員からは、「明日から福島産を娘のお弁当に入れられます」、「知らなかったことや勘違いしていたことが多く、興味深かった」、「福島の農産物が安全だと分かった。なぜそう言えるのかも含めて周りの人にも伝えていきたい」、「今回改めて消費者に正しい情報が伝えられていないことを感じた」などの感想が寄せられました。

またイベントには、他社CSR担当者のほか、経団連、消費者庁、消費者団体から参加もあり、風評被害について企業がどのような取り組みが出来るかを広く考える場にもなりました。

このイベントを機に、当社の日本橋と大手町オフィスでは、安全で美味しい福島県産のフルーツを使用したジュースなどを販売します。

りんごと洋なしを試食する社員

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