野村グループは障がい者スポーツを応援します

野村グループは「パラバレーボール(座位)」の普及を推進する日本パラバレーボール協会をスペシャルトップパートナーとして支援しています
野村グループは、日本パラバレーボール協会とパートナーシップを結び、パラバレーボール(座位)への支援を行っています。競技の普及、選手強化、障がい者スポーツ全体への理解促進など、同協会が推進する活動をサポートしてまいります。
第21回夏パラバレーボール選手権大会
SITTING VOLLEYBALL それは立ちあがらない、スポーツ。
第21回夏パラバレーボール選手権大会(ショートバージョン)
Sitting Volleyball
パラバレーボール(座位)とは

パラバレーボール(座位)は、1956年に戦争によって体が不自由になってしまった人々によりオランダで考案されたスポーツです。障がいの治療やリハビリテーションのためにスポーツが導入されたのは1944年まで遡ります。その時、動きの少ない“シットボール”と“バレーボール”を組み合わせて作られたのがパラバレーボール(座位)の始まりです。
ルール
- コート内の競技者は6名
- コートは10m×6m。ネット(センターライン)から2m、エンドライン側にアタックラインが敷設されている
- ネットの高さは、男子1.15m、女子1.05mに規定されている。男女混合の場合は、男子の高さが適用される
- 1セット25点のラリーポイント制で5セットマッチとする(第5セット目は15点)
- サイドアウト(サーブ権のチェンジ)するごとにローテーションする
- リベロ制(レシーブ専門プレーヤー)の採用
- テクニカルタイムアウト(第5セット以外で、両チームのいずれかが、8点と16点を先取した場合に自動的にタイムアウトとなること)の採用
- 臀部の一部を常に床面に接していなければならない。アタックやブロックする際にも適用される(その反則行為をリフティングという)
パラバレーボール(座位)をご存知ですか?
パラバレーボール(座位)は、1956年にオランダで考案された新しいスポーツ。80年にパラリンピックの正式種目に採用され、83年以降は世界選手権も開催されています。しかし、日本国内ではまだ知名度が極めて低いため、日本パラバレーボール協会(JPVA)とパートナーシップを結ぶ野村ホールディングスは、日本代表選手の強化支援や、同協会主催の国内大会への協賛などを通じて競技の普及を支援しています。女子日本代表(きらめきジャパン)の金木絵美選手(野村證券勤務)と、同競技の普及に熱心なスポーツリポーターの益子直美さんが、パラバレーボール(座位)の魅力について語り合いました。

野村證券勤務
女子パラバレーボール(座位)日本代表
金木 絵美さん
18歳のときに病気により下肢機能障がいをもつ。19歳でパラバレーボール(座位)と出合い、2003年に日本代表入り。08年北京パラリンピック8位入賞。12年ロンドンパラリンピック7位入賞。14年韓国アジアパラリンピック銅メダル。

スポーツリポーター、女子バレーボール元日本代表、
淑徳大学女子バレーボール部監督
益子 直美さん
18歳で女子バレーボール全日本代表入り。イトーヨーカドーチームでエースアタッカーとして活躍後、1992年に現役を引退。93年からフリーランスのスポーツリポーター。テレビ・ラジオのスポーツ番組のリポートや解説多数。
みんなが笑顔になれるスポーツ

益子:パラバレーボール(座位)については、私もテレビなどで何度か紹介していますが、日本ではほとんど知られていないのが現状ですね。逆にいえば、知名度さえ上がれば人気が一気に高まる可能性があると思います。国内大会ではチームに障がい者が1人いれば、あとは健常者でも参加できますから、障がい者と健常者が一緒に楽しめるスポーツという意味でも、ぜひ普及してほしいと思います。金木さんからみて、パラバレーボール(座位)の魅力って、ずばり何でしょうか。

益子:ルール上で通常のバレーボールと異なるのは、ブロックやアタックでお尻がコートから離れてはいけないという点ぐらいですね。
シッティングバレーを全国に広めよう

金木さん益子さん
益子:パラバレーボール(座位)を始めたきっかけは何ですか。
金木:18歳のときに大腿骨の骨肉腫で障がいをもつようになり、リハビリでバドミントン教室に通っていたのですが、その時の指導者に誘われました。バレーボールは中学の部活でやっていましたし、サッカー、フットサル、テニスなど、とにかく体を動かすのが大好きだったので、すぐにはまりました。
益子:日本代表チームは、年齢層も広いですね。
金木:中学2年生から40代の人までいます。障がい者になってから始めたという人もいます。

益子:外国の強豪チームは体が大きいから対戦も大変でしょう。

益子:公教育でも、パラスポーツを取り込もうという動きがありますから、ぜひ期待したいですね。