地域貢献|欧州

欧州においては、次世代の育成支援に焦点をあてて、2年間のチャリティ・パートナーシップ、野村チャリタブル・トラスト、社員参加型の社会貢献活動という3つの主要分野で活動しています。2016年は、深刻な病気の子どもたちのための慈善団体であるレイズ・オブ・サンシャインとのパートナーシップが2年目を迎えました。クイズ、スポーツ、料理コンテストなど、さまざまなチャリティ活動を通じて、81万5,000ドルを超える寄付が同団体のために集まりました。社員による社会貢献活動が重要な役割を担っており、社員は学校でのキャリアカウンセリング、職業訓練支援、次世代の夢を育てるための計画策定支援といったボランティア活動に参加しています。
2018年度は、611人の社員が105のボランティア活動に参加し、活動にあてたボランティアの時間はのべ2,672時間となりました。
ロンドン・チャリティ・パートナーシップ
ロンドン・チャリティ・パートナーシップは、欧州地域における主要な社会貢献活動のひとつです。野村グループでは、2年に1度、チャリティ・パートナーとなる社会貢献団体を、社員が支援候補の中からオンライン投票によって選定します。このチャリティ・パートナーシップを通じて、野村グループは明確な目的を持った募金活動や社員参加型の貢献活動を展開しています。
セント・ジャイルズ・トラストとのパートナーシップ(2013~2015年)

現在のロンドン・チャリティ・パートナーであるセント・ジャイルズ・トラストの目標は、犯罪や社会的不利益の世代間連鎖という悪循環を断ち切ることです。活動には社会復帰を果たした元犯罪者が参加し、地域の人々の生活改善を支援しています。野村グループでは、900名を超える社員が募金活動に参加した結果、15カ月間で、30万ポンドの資金を集め、期間を8カ月前倒ししての目標金額達成となりました。集められた資金は、犯罪歴を乗り越えた意欲ある若者100人をプロの支援ワーカーとして育成する事業に充てられます。
また、野村のロンドンオフィスでは、募金活動に加え、具体的な就業経験を提供することで再犯防止につながればとの想いから、有給の職業紹介プログラムの提供も開始しています。
パートナーシップ・ハイライト

セント・ジャイルズ・トラストが「チャリティ・アワード・ガラ・ディナー2014」で厳しい競争を勝ち抜き、「アドバイス、サポート、アドボカシー」部門で、第1位を獲得しました。このイベントには、ギャリー・コトル欧州グローバル・マーケッツ地域ラインヘッド、チャールズ・ピッツ・タッカー欧州インベストメント・バンキング地域ラインヘッド、セント・ジャイルズ・トラストのロブ・オーエンCEOおよびプロジェクトに関わる社員らが参加しました。
ノムラ チャレンジ
コッツウォールドで開催された恒例のノムラ チャレンジに今年も社員40名が参加し、5万ポンドの募金を集めました。ノムラ チャレンジはトライアスロン形式の競技で、参加者たちは、カヌーで6キロ、自転車で50キロ、さらに徒歩またはランニングで15キロのコースに、気力と運動能力を尽くして挑みました。
グローバル・マーケッツのドッジボール大会
グローバル・マーケッツ・ヘッドのスティーブ・アシュレーの呼びかけで開催された第1回ノムラ ドッジボール大会に、ロンドンのグローバル・マーケッツ事業部の社員200名が参加しました。社会貢献活動の支援資金として1万ポンドが集まり、大会は大成功をおさめました。
ボランティア・プログラム

野村グループでは、若者が高い志を持って今後の人生を歩んでもらうことを目指し、社員がそれぞれのスキルや能力、経験を活かしながらさまざまな地域貢献プログラムに参加しています。社員が若者と意見を交換しながら、密接に連携するという、学校の授業とは異なるアプローチで、学びの機会を提供しています。
- 社員参加率:41%
- 社員ボランティア活動回数:1,317回
- 社員ボランティア活動時間:8,842時間
- 野村が提供する学校での定期的プログラムに参加した若者:132名
- 継続的なメンタリングを受けた若者:90名
- 職業訓練ワークショップに参加した若者:200名
(2013~2014年)