五島 佐保子
- 野村グループは2025年9月、「野村サステナビリティ・ウィーク2025」を開催し、「中国・アジアのサステナブルファイナンス-グローバルサウスの視点も交えて-」と題したセッションを行った。
- 本セッションでは、アジアのグリーンボンド市場やタクソノミーといったサステナブルファイナンスをめぐる論点や、アジアにおけるトランジション・ファイナンスの重要性等について、パネルディスカッションを行った。
- グリーンボンド市場の信頼性向上を目指し、国際基準への準拠も重視した、東南アジア諸国連合(ASEAN)・中国タクソノミーの策定の取り組みが紹介された。また、アジアのトランジション・ファイナンス推進に向けた日本の役割として、経済産業省による技術ロードマップに関するノウハウの提供や、日本の投資家による対アジア投資への期待が示された。
- 総じて、グリーン及びトランジション・ファイナンスを一層活性化させるためには、各国規制当局・企業・投資家・金融機関の協働を通じて、タクソノミー等の規制の策定から、移行計画の策定・実行、そしてグリーン及びトランジション・ファイナンス実行までの、一貫した流れを創出することが重要であることが示唆された。