低炭素交通関連のグリーンボンド等の現状と注目点
-気候債券イニシアチブ(CBI)の認証気候債に焦点を当てて-

野村資本市場研究所 江夏 あかね

要約

  1. 金融市場においては近年、グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンドといった環境、社会及びガバナンス(ESG)や持続可能な開発目標(SDGs)に関連する債券の発行が増加しており、その中でも低炭素交通関連の債券が一定のプレゼンスを有している。
  2. 低炭素交通関連の債券の発行体によっては、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)のように、外部評価に加え、英国の非営利団体である気候債券イニシアチブ(CBI)から認証を取得し、認証気候債として、発行を行うケースも出現している。
  3. ESG や SDGs に関連する市場が成長するにつれて、投資家が、自らの ESG や SDGs への取り組みを強化する一環として、より厳格かつ環境的・社会的インパクトが創出される債券を選択する傾向が高まる可能性があると考えられる。
  4. 今後も、ESG や SDGs に関連する債券の発行を行う発行体により、投資家の信認を確保し、自身の債券を選別してもらうための取り組みは続くとみられ、その動きが注目されるところである。
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