創業者 二代目野村徳七が説いた「証券報国こそは野村證券の職域奉公の実体にして、あくまでもこれを貫徹すべく」という言葉のとおり、「Reaching for Sustainable Growth」という経営ビジョンのもと、豊かな社会の創造に貢献することが、創業以来の私たちの変わらぬ精神であり、野村グループの存在価値かつ社会的責任というべきものです。

 

野村グループに脈々と受け継がれる創業の精神十カ条をご紹介します。

野村グループの存在意義


「証券報国こそは野村證券の職域奉公の実体にして、あくまでもこれを貫徹すべく」
(「投資信託の実証的研究」野村證券調査部編)

顧客第一の精神


「自己の利益よりも顧客の利益を先にす」

(「大阪野村商報」第百号)

海外への雄飛

 

「君たちの将来には、世界の飛躍が待っている」

(「わが半生涯」奥村綱雄著)

調査・分析の重視

 

「凡ての證券に就いて、その本質に就いての研究を科学的になすべき責任がある」

(「蔦葛」)

先取りの精神

 

「常に一歩前進することを心がけよ。停止は退歩を意味する」

(「野村得庵 本傳上」)

企業家精神

 

「企業家は、七割方の科学的確実性を握ったならば、それでもって、あとの三割の不確実を、突飛し飛躍するだけの勇気がなければならぬ」

(「財界研究」)

人材の登用


「人材を養ふこと、有為の人物を蓄へ、適材を適所に配することは、寧ろ資本力以上の大なる財産であることを強調して参りました」
(「蔦葛」)

チームワークの重視

 

「各部各係は各々責任を以て事に當り、幹部は身を以て之を率い、店主の統制下に協力一致打って一団と成り」
(「蔦葛」)

業務推進の心構え

 

「敢然として我等は我等の信ずる道に向かって鋭意驀進すべきである」
(「蔦葛」)

サービスの心構え

 

「単に取引を行へば任務終れりとする如き器械的労務を為すのみならば、必ずしも各位の力を待たずして可なり
(「蔦葛」)

『蔦葛』(つたかつら)
徳七の自叙伝で、社内雑誌「倭」に連載された。

 

『野村得庵伝』
徳七逝去後、その伝記を後世に遺す志で、1951年に発行。