プライド月間2023

6月はプライド月間です。1カ月にわたり、LGBTQ+の啓発活動とコミュニティへの支援活動がグローバルで行われます。

野村グループは、「新たな価値を生み出すために、多様性を尊重し、組織や立場を超えて協働する」という企業理念のもと、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」を推進しています。「野村グループ行動規範」においてLGBTQ+への差別禁止を明記しているほか、2019年には日本の金融・証券業界で初めて、国際連合「LGBTIの人々に対する差別解消への取り組み~企業のためのグローバル行動基準~」に署名するなど、これまでLGBTQ+への差別禁止を国内外に示しています。

また、各地域でLGBTQ+への理解を深めるための啓発活動が行われ、支援制度も拡充されています。また、社員の自発的な取り組みである社員ネットワークも、積極的に活動しています。

Japan

野村ホールディングスは、日本最大規模のLGBTQ+イベントである、「東京レインボープライド」の趣旨に賛同し、2015年よりサポートしています。今年の野村のブースではアライに関するワークショップを実施し、プライドパレードにはシニアマネジメント含む約100名の社員が参加しました。
2022年には、大阪と東京のオフィスでLGBTQ+に対する啓発活動の一環で展示イベントを開催したほか、小冊子LGBTQ+ユースのための「自分らしいライフプランとお金の話」を発行しました。こういった取り組みが評価され、野村ホールディングスは、7年連続でPRIDE指標最高位「ゴールド」を受賞し、2年連続でコレクティブインパクト型の取組みを評価する「レインボー」を受賞しています。

Asia ex-Japan

Gender Neutral

AEJでは福利厚生等の制度がLGBTQ+の従業員にもインクルーシブであることを基本としており、個人情報が守られながら相談が出来る従業員支援プログラムにおいても、LGBTQ+に対し特別に配慮がされサービスが提供されています。近年では、トランスジェンダーやノンバイナリーインクルージョンに特に力を入れており、トランスジェンダーガイドラインの策定、ジェンダー代名詞キャンペーンの展開、ジェンダーニュートラルなトイレの設置などに取り組んでいます。

AEJのプライド・ネットワークは、地域のLGBTQ+コミュニティを積極的に支援し続けており、バレンタインデーの募金活動などの従業員主導の取り組みを通じて、コミュニティベースのカウンセリング機関であるOogachagaに過去12カ月間で26,000米ドル以上を寄付しています。

EMEA

欧州ではStonewall Workplace Equality Indexランキングにおいて、アライシップやインターセクショナリティに重点を置いた当社の取り組みが高く評価され、Silver Awardを受賞しました。LGBTQ+を自認する大学生のための就職活動キャリアフェアにも初めて参加しました。またいくつかのパネルディスカッションの機会を通じて「LGBTQ+の若者の親のための会話へのヒント」や、「転換療法」といった話題性の高い問題についての見解を発信するなど業界の枠を越えリーダーシップを発揮しています。

Americas

米州では、LGBTQ+コミュニティの従業員を支援するために、安全で公平な職場づくりに継続的に取り組んでいます。精子・卵子の凍結保存といった不妊治療の支援、未婚のパートナーにも配偶者と同等の福利厚生の提供、性別移行への福利厚生支援などを行っています。また、「ジェンダーニュートラルなトイレに関する方針」、「トランスジェンダーガイド」、「慈善活動ガイドライン」を導入しています。また、野村アメリカは、過去3年連続でHuman Rights Campaignの企業平等指数で満点を獲得し、「LGBTQ+平等のために働くのに最適な職場」に選ばれています。

Powai

LGBTQ+のインクルージョン醸成に向け、組織的に取組んでおり、ジェンダーにも配慮したポリシーを設定し、例えば同性パートナーや、性別移行のコストに対する医療関連の福利厚生が整備されています。セルフIDの任意登録の取組みも開始しました。またトランスジェンダーの当事者に対する理解・支援促進にトランスジェンダーインクルージョンポリシーの設定や、ジェンダーニュートラルトイレを設置しました。昨年は野村ポワイが主導し、各リージョンのプライド社員ネットワークのリーダーとのグローバルオンライン会議を初めて実施し、研修やeラーニング、演劇といった手法での啓発活動を続けています。

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