プライド月間 2024

6月はプライド月間です。1カ月にわたり、LGBTQ+の啓発活動とコミュニティへの支援活動がグローバルで行われます。

野村グループは、「新たな価値を生み出すために、多様性を尊重し、組織や立場を超えて協働する」という企業理念のもと、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」を推進しています。具体的には、「野村グループ行動規範」でLGBTQ+への差別禁止を明記しているほか、2019年には日本の金融・証券業界で初めて、国際連合「LGBTIの人々に対する差別解消への取り組み~企業のためのグローバル行動基準~」に署名するなど、これまでLGBTQ+への差別禁止を国内外に示しています。

また、社員が自発的に活動する社員ネットワークでは、各地域でLGBTQ+への理解を深めるための啓発活動を行っています。一部ではありますが、直近の世界各地域での取り組みをご紹介します。

日本

東京レインボープライド(TRP)

野村ホールディングスは、日本最大規模のLGBTQ+イベントである、「東京レインボープライド(TRP)」の趣旨に賛同し、2015年よりサポートしています。今年の野村ブースでは、「だれもがだれかのALLYになれる」活動をテーマに、ワークショップを開催。約3,000人の方にお越しいただきました。また、プライドパレードには、シニアマネジメント含む約100名の社員が参加しました。プライド月間中は、LGBTQ+に対する啓発活動の一環として、大阪と東京の大手町・豊洲両オフィスで展示イベントを開催しています。

東京レインボープライド(TRP)

小冊子『LGBTQ+ユースのための「自分らしいライフプランとお金の話」』の発行

2023年に小冊子『LGBTQ+ユースのための「自分らしいライフプランとお金の話」』を発行。冊子の配布やセミナーの開催を実施しました。こういった活動が評価され、野村ホールディングスは8年連続でPRIDE 指標※1金賞を受賞し、3年連続でレインボー※2を受賞しています。

小冊子『LGBTQ+ユースのための「自分らしいライフプランとお金の話」』の発行

※1 PRIDE指標は、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5指標について評価項目を設定し、企業の取組みを評価したものです。

※2 レインボーは、ゴールド受賞企業のうちコレクティブ・インパクト型の取組みを実施する企業を表彰するものです。

米州

アウトライト・インターナショナル社とのランチョンミーティング

5月20日、アメリカのプライドネットワークは、NPO法人オープン・ファイナンスとの共催で、世界中のLGBTIQの人々の人権を推進するアウトライト・インターナショナル社とのランチョンミーティングを開催しました。対面とオンラインの両方で社員が参加したミーティングでは、世界の最新情報が取り上げられ、アウトライト・インターナショナルの主な活動でもあるグローバルな支援プログラム(民主的プロセスや国際開発金融機関(MDBs)におけるLGBTQインクルージョンへの取り組みを含む)や、LGBTIQ人権運動のグローバルでの状況(勝利/挫折/脅威)について共有されました。また、企業や個人がアウトライトの取組みにどのように関わり、活動をサポートできるかについて話しました。

アウトライト・インターナショナル社とのランチョンミーティング

欧州

映画「Beautiful Thing」上映会

今年の欧州では、職場での意識を高め、同僚が本来持っている能力を発揮できる環境を整えることに焦点を当てています。社員ネットワークは、LGBTQIA+の歴史月間である2月に、映画「Beautiful Thing」の上映会を開催しました。この映画では、性的指向について自分を受け入れる苦悩や他者に気づかれることの辛さ、カミングアウトや家族のサポートがテーマになっています。

Involve Role Models受賞式と社内イベント

職場における #LGBTQ+インクルージョンを通じて、多様性と変革をリードするロールモデルとして昨年の11月に「Outstanding Role Model Lists 2023」に選出された野村グループ社員、エイヴォン・ネオとライアン・イゲが、ロンドンで開催された祝賀会「Involve Role Model Gala」に出席しました。ロンドン滞在中、2人はロンドンオフィスで開催されたさまざまなDEIイベントにも参加し、社内でのDEI推進に取り組みました。

Involve Role Models受賞式と社内イベント

イギリス初のLGBTQ博物館ツアーとキャリア講演会

4月には、日本の銀行のLGBTQネットワーク団体であるサクラが、イギリス初のLGBTQ博物館であるクィア・ブリテンのツアーを企画し、野村グループの社員も参加しました。また、レズビアン週間を祝うために、社内のプライドネットワークとジェンダーバランスネットワークが共同イベントを開催。当社の海外子会社インスティネット・ヨーロッパの総括顧問であるミシェル・ロドリゲスがネットワーキングランチとキャリア講演を開催しました。

アジア・オセアニア

ラブ・ア・フェア2024

シンガポールのプライドネットワークでは、毎年恒例のラブ・ア・フェアという募金活動イベントを開催しました。現地のLGBTQ+と関連のある業者と協力し、ベーグルやアイスクリームの販売、占星術の鑑定や似顔絵サービスの提供などを実施。LGBTQ+のインクルージョンをテーマにした楽しいイベントとなりました。このイベントを通じて15,000米ドル以上が集まり、その全額をシンガポールでLGBTQ+コミュニティ向けにカウンセリングサービスを行っているオーガチャガに寄付しました。

ラブ・ア・フェア2024

映画「All of US Strangers」上映会

香港のプライドネットワークでは、4月に同ネットワークメンバーと香港の金融機関のプライドネットワークのゲストを招き、日本を代表する執筆家・山田太一氏の小説「異人たちとの夏」が原作となった映画「All of US Strangers(異人たち)」の上映会を実施しました。

映画「All of US Strangers」上映会

プライド月間クイズナイト

アジア・オセアニアの社員プライドネットワークでは、6月27日にクイズナイトを開催します。社外のクイズマスターによる運営のもと、アジア・オセアニア地域全体からプライドに関する質問が出題されます。社員はチームを組んで、LGBTQ+の歴史や文化、認識にまつわる楽しくて面白いクイズ大会に参加します。

インド(ポワイ)

「RISE 2024」への参加

ノムラ・サービシズ・インディア(ポワイ)が、4月6日にバーチャルで開催されたインドのLGBT+ジョブフェア「RISE 2024」に初めて参加しました。イベントではバーチャルブースを設置し、人事担当者が当社の紹介や包括的な取り組みを紹介しながら、投票アプリを使ってセミナー参加者にヒアリングを行いました。ブースには674人の参加者が訪れ、そのうちの464人が当社で働くことに興味を示してくれました。

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