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2023年3月期第2四半期の連結決算について
2022年11月2日
野村ホールディングス株式会社
野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田健太郎、以下「当社」)は2023年3月期第2四半期(2022年7-9月、以下「当四半期」)と2023年3月期上半期(2022年4-9月、以下「当上半期」)の連結決算を発表しました。
グループCEOの奥田健太郎は以下のように述べています。
「当上半期の主要3部門の税前利益は497億円(前年同期比46%減)となりました。
ホールセール部門は前年同期比で増収を確保しています。グローバル・マーケッツでは市場のボラティリティが高い水準で推移するなかフィクスト・インカムの収益が伸長しました。インベストメント・バンキングでは、グローバル連携によるクロスボーダーやサステナビリティ関連の案件執行によるアドバイザリーからの収益は堅調だったものの、引き続き株式引受等は低調となっています。
インベストメント・マネジメント部門では、投資信託ビジネスにおいて資金流入が継続するなど着実に事業収益を計上しています。また、オルタナティブ運用資産残高が1.2兆円を突破し、プライベート領域における戦略的な取組みの成果も確認できました。
営業部門では、投資家の様子見姿勢が続くなかフロー収入等が減少する一方で、ストック収入が継続的に拡大しています。コスト・コントロールも奏功しストック収入費用カバー率は過去最高の51%に達しました。
不透明な市場環境においても多様化する顧客ニーズにお応えすることで、持続的成長の実現に向けた取組みを進めてまいります」

決算ハイライト
当上半期
全社
- 当上半期の全社税前利益は432億円となりました。
- 当上半期のROEは1.2%となりました。
- 2022年9月末日を基準日とする配当金(支払開始日:2022年12月1日)は、1株当たり5円です。
2023年3月期上半期 | 前年同期比 | |
---|---|---|
収益合計 (金融費用控除後) |
6,170億円 | △8% |
税前利益 | 432億円 | △55% |
当期純利益 | 185億円 | △64% |
主要3部門
- 営業部門は不透明な市場環境を背景に、フロー収入等※が減少した一方で、安定収益であるストック収入は順調に拡大しました。
- インベストメント・マネジメント部門は投資損益が大幅に悪化した一方で、事業収益は前年同期比で増加しました。
- ホールセール部門はマクロ関連プロダクト(金利関連ビジネス、為替/新興国関連ビジネス)を中心にフィクスト・インカムが好調でした。前年同期に計上した米国顧客取引に関する損失も今期は解消しました。
収益合計(金融費用控除後) | 税前利益(損失) | |||
---|---|---|---|---|
当上半期 | 前年同期比 | 当上半期 | 前年同期比 | |
営業部門 | 1,439億円 | △15% | 104億円 | △71% |
インベストメント・ マネジメント部門 |
338億円 | △65% | △62億円 | - |
ホールセール部門 | 4,045億円 | +32% | 455億円 | - |
合計 | 5,821億円 | +2% | 497億円 | △46% |
取引に付随して発生する収入(ブローカレッジ収入、コンサルティング関連収入)、ローン関連以外の金融収益等
当四半期
全社
- 全社の税前利益は315億円(前四半期比2.7倍)、当期純利益は168億円(同9.9倍)でした。
- 主要3部門の税前利益はインベストメント・マネジメント部門の投資損益の改善により、312億円(同69%増)となりました。
- 主要3部門以外の税前利益は21億円と、前四半期の税前損失39億円から改善しました。関連会社損益が減少する一方で、経済的ヘッジ取引に関連する損益が改善しました。
当四半期 | 前四半期比 | 前年同期比 | |
---|---|---|---|
収益合計 (金融費用控除後) |
3,180億円 | +6% | △0.3% |
税前利益(損失) | 315億円 | 2.7倍 | +70% |
当期純利益(損失) | 168億円 | 9.9倍 | 5.2倍 |

主要3部門
- 営業部門は、不透明な市場環境でお客様の様子見姿勢が継続するなか、フロー収入等は低調でしたが、資産拡大の取り組みが奏功し、ストック収入は健闘しました。コスト・コントロールも奏功し、ストック収入費用カバー率は51%に上昇しています。
- インベストメント・マネジメント部門は、投資信託・投資顧問ビジネスともに資金が流入して前四半期並みの運用報酬を達成し、オルタナティブ運用資産残高は1.2兆円を突破しました。投資損益が改善し、収益・税前利益ともに前四半期から大幅に回復しました。
- ホールセール部門はフィクスト・インカムやインベストメント・バンキング収益が伸長し、円安進行も追い風となり、前四半期比で増収となりました。
収益合計(金融費用控除後) | 税前利益(損失) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
当四半期 | 前四半期比 | 前年同期比 | 当四半期 | 前四半期比 | 前年同期比 | |
営業部門 | 725億円 | +2% | △15% | 55億円 | +12% | △68% |
インベストメント・ マネジメント部門 |
262億円 | 3.5倍 | △24% | 56億円 | - | △63% |
ホールセール部門 | 2,055億円 | +3% | +19% | 202億円 | △20% | △19% |
合計 | 3,042億円 | +9% | +4% | 312億円 | +69% | △45% |

【ご参考】
2023年3月期第2四半期決算説明資料 米国会計基準(US GAAP) (PDF 1,026KB)
詳細につきましては、当社ホームページにて掲載の決算短信および決算説明資料をご覧ください。また、本日(2022年11月2日)午後6時30分より、決算説明会(テレフォン・カンファレンス)を開催する予定です。この模様は、当社ホームページを通じてライブ配信します。
本資料は、米国会計基準による2023年3月期第2四半期決算の業績に関する情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資勧誘を目的としたものではありません。本資料に含まれる連結財務情報は、監査対象外とされています。
本資料に掲載されている事項は、資料作成時点における当社の見解であり、その情報の正確性および完全性を保証または約束するものではなく、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料で使用するデータおよび表現等の欠落・誤謬等につきましてはその責を負いかねますのでご了承ください。
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