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「Russell/Nomura日本株インデックス」の年次銘柄入替について

2020年11月20日

野村證券株式会社

Russell/Nomura Total Marketインデックスは除外102銘柄、組入れ121銘柄

野村證券とFTSE Russellはこのたび、Russell/Nomura日本株インデックス・シリーズの定期(年次)銘柄入替を行いました。全上場銘柄の時価総額(浮動株調整済み)の98%をカバーするRussell/Nomura Total Marketインデックスの構成銘柄数は1,600銘柄となりました。構成銘柄の詳細は、野村證券金融工学研究センターをご覧ください。

今回の入替でRussell/Nomura Total Marketインデックスは102銘柄が除外、121銘柄が組入れられ、入替後の構成銘柄数は1,600銘柄、時価総額は約406兆円となりました(2020年10月15日時点、時価総額は浮動株調整済み)。新型コロナウイルス感染拡大により金融市場の混乱が続いたことも影響し、指数全体の回転率は高い水準となりました。
スタイル別インデックスは、Russell/Nomura Large Capインデックスの定期入替後構成銘柄数が350銘柄で、今回の定期入替による構成銘柄数の大きな増減はありません。Large CapインデックスのサブインデックスであるTop Capインデックスは10銘柄減少し60銘柄、Mid Capインデックスは15銘柄増加し290銘柄となりました。Russell/Nomura Total Marketインデックスの時価総額の下位15%で構成されるSmall CapインデックスのサブインデックスであるSmall Cap Coreインデックス、Micro Capインデックスの構成銘柄数はそれぞれ大きな増減はありませんでした(図表1)。
バリュー、グロースインデックスは、Total Valueインデックスで81銘柄が除外、184銘柄を組入れ、Total Growthインデックスでは137銘柄を除外、149銘柄が組入れられました。その結果、時価総額回転率(片側)はTotal Valueインデックスが16.8%、Total Growthインデックスが17.1%となりました(図表2)。業種別で見ますと、大型株では「食料品」と「電気・機器」のセクターでバリューへの比重が増加し、昨年増加傾向にあった「情報・通信業」で減少が見られました。一方、グロースでは、大型株小型株に関わらず、「情報・通信業」セクターの比重の増加が見られました(図表3)。

図表1 Russell/Nomura日本株インデックスの体系

注: 銘柄数は2020年11月20日定期入替後。

図表2 2020年11月定期入替サマリー

注:採用銘柄は定期入替日時点。時価構成比率の計算は2020年10月15日の株価による。
回転率(片側)は Σ|入替前時価比率-入替後時価比率|/ 2 より算出。

図表3 Russell/Nomuraスタイル指数の業種別時価総額ウエイトの増減

注:2020年10月15日の株価による。
赤のシャドウは Valueインデックスのウエイトが1%以上増加した業種、
青のシャドウはGrowthインデックスのウエイトが1%以上増加した業種を表す。
それぞれ2%以上ウエイトが増加した業種を強調している。

Russell/Nomura Primeインデックスは除外銘柄数が49銘柄、組入銘柄数が61銘柄

Russell/Nomura Primeインデックスは、機関投資家によるパッシブ運用のベンチマークとして開発されたインデックスであり、Russell/Nomura Total Marketインデックスの時価総額上位1,000銘柄で構成されるサブインデックスです。2020年定期入替で49銘柄が除外され、61銘柄が組入れられました。定期入替後のPrimeインデックスの時価総額は約395兆円(2020年10月15日時点。時価総額は浮動株調整済み)、回転率(片側)は2.4%となりました。
今回の定期入替では46銘柄が初めてRussell/Nomura Primeインデックスに採用されました。業種別で見ると、「情報・通信業」のセクターが22銘柄と約半数を占めていました。

Russell/Nomura日本株インデックスについて

1995年、野村證券とFTSE Russellは、さまざまな投資方針に基づいた運用を測定するツールとして「Russell/Nomura日本株インデックス」を共同開発しました。当インデックスは、日本市場の上場株式を対象にした浮動株時価総額加重方式の株価指数です。浮動株調整時価総額上位98%の銘柄で構成されるRussell/Nomura Total Marketインデックスをはじめ、投資スタイル別のサブインデックスが公表されています。当インデックスでは、株式市場の変化を反映させるため、年一回、構成銘柄の定期銘柄入替を実施しています(2020年は11月20日(11月19日引け後)に定期銘柄入替を実施)。構成銘柄は10月15日(休日の場合は前営業日)の浮動株調整時価総額によって決定されます。
定期銘柄入替後に合併・買収やその他の事由によって銘柄が除外される場合、次回の定期銘柄入替まで補充されることはなく、構成銘柄数は減少します。ただし、新規上場したLarge Cap相当の銘柄は臨時入替で組入れられます。

<インデックスに関するお問合わせ>
野村證券(株) 金融工学研究センター
インデックス業務室
TEL:03-6703-3986
E-mail:idx_mgr@jp.nomura.com

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