※現在ご利用のブラウザではTwitterの共有ボタンはご利用いただけません

PDF(529KB)

セキュリティトークンを取り扱うibet for Finコンソーシアムの設立について

2021年6月15日

SMBC日興証券株式会社
株式会社SBI証券
野村證券株式会社
株式会社BOOSTRY

SMBC日興証券株式会社(代表取締役社長(CEO):近藤雄一郎)、株式会社SBI証券(代表取締役社長:髙村正人)、野村證券株式会社(代表取締役社長:森田敏夫)、株式会社BOOSTRY(代表取締役社長:佐々木俊典)の4社は、2021年4月1日にibet for Finコンソーシアム(以下、本コンソーシアム)を設立しました(注1)。本コンソーシアムでは、ブロックチェーン技術を用いて発行等が行われる有価証券「セキュリティトークン」を取り扱うためのブロックチェーンネットワーク(以下、ibet for Finネットワーク)を運営します。

セキュリティトークンには、非中央集権型管理にみられるブロックチェーンの特徴を活かした有価証券取引の簡素化やコスト低減、新しい商品の組成、新しい取引形態の実現が期待されています。現状では、企業の社内システムとしてブロックチェーンを活用する事例が見られますが、国内金融機関がブロックチェーン基盤を利用した金融取引を容易に実施できる状況には至っていません。

ibet for Finネットワークは、参加企業が共同で運営を行うコンソーシアム型のネットワークです。ibet for Finネットワークで発行されるトークンや取引手段はネットワーク内で標準化されており、参加者は一定のルールに従いブロックチェーン上のスマートコントラクトやデータを組み合わせて活用することができます。

株式会社BOOSTRY社はibet for Finネットワークの基本システム、及びその上で稼働する標準機能群を開発し、オープンソースソフトウェア(OSS)として公開しています(注2)。これにより、異なる金融グループがソフトウェアを自由に改良して再配布を行うことが可能となり、また各社が独自開発した仕組みを追加することも可能です。このような仕組みを活用することで、社債、証券化商品、非上場株式等のさまざまな取引にibet for Finネットワークが利用されることが期待されます。

本コンソーシアムは、引き続き参加する金融機関等を募り、分散型金融の基盤として発展を目指します。

ibet for Finネットワークのイメージ図

ibet for Finネットワークのイメージ図

(注1)ibet for Finコンソーシアムのコンセプトは以下のWebサイトでも公開しています。

(注2)ibetに係るソースコードは以下で公開しています。

Nomura Connects