国内初の「グリーン・デジタル・トラック・ボンド」の開発が評価され、第8回サステナブルファイナンス大賞でサステナブル・イノベーション賞を受賞

野村證券は、一般社団法人環境金融研究機構(以下、RIEF)が主催する「第8回サステナブルファイナンス大賞」において、日本取引所グループ(JPX)とともにサステナブル・イノベーション賞を受賞しました。

環境問題を金融的手法で解決する「環境金融」の普及・啓蒙活動を行うRIEFが、2015年より始めた表彰制度。日本の金融市場で環境金融商品、サービス、取り組みを展開する金融機関、企業などが対象。

JPXが発行する国内初のデジタルな仕組みを用いた環境債「グリーン・デジタル・トラック・ボンド」に関して、当社は事務主幹事のほか、デジタル・ストラクチャリング・エージェントやグリーン・ボンド・ストラクチャリング・エージェントの役割を務めました。

本社債は「デジタル債」と呼ばれる、発行会社がブロックチェーンなどの電子的手段を用いて発行するトークンに社債などを表示する「セキュリティ・トークン」により資金を調達するスキームです。そして、新たな環境債(グリーンボンド)の仕組みとして、資金使途となる発電設備から発電量やCO2削減量といったグリーン性指標を発行会社が関与することなく投資家が取得できるようにすることで、発行会社のオペレーション・システム連携などの負担・煩雑性を解消します。

今回の受賞では、デジタル技術を組み合わせたサステナブルファイナンス手法を国内で初めて開発した点など、野村グループの先進的な取組みと、ESG関連ビジネスの展開を通じて環境・社会課題の解決に貢献したことが高く評価されました。当社は、これまでにも第5回、第6回サステナブルファイナンス大賞において、同賞のほか優秀賞を受賞しています。(第5回:優秀賞、第6回:サステナブル・イノベーション賞)

野村グループは、サステナブルな社会の実現と社会的課題の解決のため、今後も脱炭素社会への移行をはじめとするお客様のサステナビリティの取組みへのサポートに注力し、高い付加価値を継続的に提供していくことで、真に豊かな社会の創造に貢献していきます。

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