被災地の小中学校への楽器寄贈を終了いたしました

野村グループは、10月から実施していた被災地の小中学校への楽器寄贈を終了しましたので、ご報告します。

この活動は、野村グループが20年間支援し続けている国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」のチャリティコンサートの収益と、野村グループ社員からの寄付で購入した楽器を、東日本大震災で被災した17の小中学校に寄贈するというものです。

前回ご報告した岩手県宮古市、福島県いわき市に続き、宮城県仙台市の小中学校も弊社社員が訪問し、吹奏楽部の練習を見学するなど、生徒たちと交流の場を持ちました。

10月21日、仙台市七郷中学校では、吹奏楽部へ楽器を贈呈し、生徒たちがその楽器を使って熱心に練習に取り組む姿を見学しました。校長先生からは「震災後の厳しい環境下でも、生徒たちはコンサートや文化祭に向けて熱心に練習しています。今回の楽器の寄贈で、より意欲を高めたようです。」という言葉をいただきました。

野村ホールディングス グループ広報担当役員から吹奏楽部へ楽器を贈呈(仙台市立七郷中学校)

PMF2011アカデミー生が演奏を披露(仙台市大野田小学校)

11月12日に訪問した仙台市大野田小学校の「秋の発表会」では、寄贈したテナーサックスを使ったブラスバンド部による演奏を聴きました。また、8月のチャリティコンサートに参加したPMFアカデミー生が、生徒や父兄の方々へ演奏を披露してくれました。

野村グループは、本活動に協力してくださったすべての方々に感謝するとともに、For Future Generationsという考えに基づき、引き続き、刻々と変化する被災地のニーズに合った支援を行っていきます。

パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)は、20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタイン氏が提唱した、1990年から続く国際教育音楽祭です。野村グループおよび野村財団は「若手音楽家の育成を通じて、世界の音楽文化の発展を目指す」という趣旨に賛同し、PMF創設以来、特別支援企業ならびに助成団体として応援しています。

被災地の小中学校に楽器を寄贈

(2011年12月29日)

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