1979年
「バイ・ジャパン」キャンペーン

世界の中央銀行関係者が出席した中銀セミナー
1979年(昭和54年)のイラン革命を契機に第二次石油危機が起こり、石油価格が急騰。産油国に膨大な余剰資金、いわゆる「オイルマネー」が蓄積されました。
野村證券は海外投資資金を日本市場へ呼び込むべく、海外営業体制の大幅な刷新を行うとともに「バイ・ジャパン」キャンペーンを実施。アナリストとセールスがキャラバン隊を組んで欧州、中東の投資家を訪問し、電機・精密業界などの日本株のセールス活動を積極化させました。
また同時期に、日本国債のセールスにも注力。世界の中央銀行関係者を日本へ招待し、日本経済に関するセミナーや京都での園遊会など日本を理解してもらうイベントを実施しました。このような取り組みにより、海外から日本への資金の流れが年々増加しました。