2008年

リーマン・ブラザーズ承継発表

~グローバル化の加速~

インド・ポワイのオフィス

米国では2006年(平成18年)に住宅価格が下落し、住宅ローンの返済が滞り始めました。一方、金融市場では、高利回りのサブプライム・ローン債権が組み込まれた証券化商品が組成され、世界中に流通していました。2007年(平成19年)、サブプライム関連証券化商品の格下げを契機にその価格が下落。この商品を多く抱えていたリーマン・ブラザーズは、2008年(平成20年)に経営破綻しました。

このとき、野村ホールディングスは同社のアジア・パシフィック、欧州、中東の人材承継と、インドのITサービス会社買収をいち早く決定しました。この承継により、ソリューション・サービスを拡充させ、世界の証券業界におけるプレゼンスの向上につながりました。